「スーパーのお惣菜を買うことは悪いことではない」というポジティブキャンペーンが始まったのはいつごろからだろう。
そもそもどうして主婦がスーパーのお惣菜を買うと白い目で見られるのだろう。ちゃんと素材から作りなさいよ、ってことなのだろうか。
というか、本当に世間一般的に「スーパーでお惣菜を買う」のが良くないことなのであれば、あんなに堂々とスーパーに結構な占領面積をとってお惣菜が売られているわけはないと思うのだが。
最近行ったスーパーでは「お惣菜を買って家族団欒の時間にしよう!」的なお惣菜啓発ナレーションが流れていた。こういう啓発ナレーションを聞いて「あぁ、そうだわ!お惣菜を買って帰りましょう!」と思う人ってどのくらいいるのだろう。
昨日、会社の帰りが遅く私にしてはすごくめずらしくスーパーのお惣菜を買って帰った。
うん、確かにスーパーのお惣菜を買って帰ると何かに負けたような気持ちになった。
スーパーのお惣菜コーナーって「そうそう、これが今日食べたかったんだよね〜」というものに巡り合った試しがない。たいていお惣菜コーナーを何回かうろうろと巡って「これかなぁ」というベストではなくベターな一品を選ぶ。他の人も同じような感じ。
そもそもスーパーのお惣菜コーナーって茶色い系が多くないかい?フライ系とか唐揚げとかハンバーグとか。
疲れていて、体に優しいものが食べたいと思っているのに揚げ物を食べるのは結構しんどい。スープ系が多いと嬉しいんだけどスープ系は傷みが早いとか何かネックがあるのだろうか。
疲れている時こそ、体に優しい物を食べたい。そんな思いがあるから私はスーパーで惣菜を買うとなんだか負けたような気持ちになってしまうのかもしれない。
昨日もスーパーで揚げ物3つとチーズハンバーグを買ったものの、汁物くらいは作りたいと思って家で小松菜と舞茸の味噌汁を作った。
やっぱり自分で作ったご飯は安心するし、なにより美味しい。自分で自分の体を労ってあげられているというのも心理的にプラスに働いていると思う。自分で自分を満たせるというのはとても幸せな体験だと思う。
以前は自炊が面倒くさくて面倒くさくて苦手だったけれど、食はすべての源。その源を自分で満たせることに気がついてからは苦ではなくなった。
時間がなくてどうしようもない時はスーパーのお惣菜に頼ってしまうこともあるだろうけど、極力は自分で自分と家族のお腹を満たせるようにしておきたい。
今週のお題「自分で作った◯◯」
#100日連続投稿チャレンジ52日目