私はHSPの気質を持っています。
独身の頃は何か不快なことがあったとしても、工夫次第で何とか改善することができていましたが、子どもが生まれるとそうとは言ってられません。「なんだか疲れたな・・・」と自分自身の心のSOSをキャッチする前に大疲弊して大爆発!と言うことがしばしばありました。(反省)
旦那に八つ当たりをしてしまったり、子どもにイライラしてきつく当たってしまったりと何一つ言うことがないので、またHSPの気質の付き合い方について、他の人はどうしているのか学ぶことにしました。
今回参考にさせてもらったのはこの本です。
特に私のブレイクスルーとなった点
体の不調特に痛みを感じたらすぐに病院に行ってケアをすること
この経験から痛みが生じないような方法を試行錯誤し、痛みを感じたら身体のサインだと割り切って病院に行くことにしました。これまでは対処療法的な医療しか受けようと思ってこなかったのですが、これを機に心身が不快を感じたら、生活の見直しと体のケアをすることが習慣化しました。
体のどこかに不具合が生じて「病院に行こうかな・・・」と思っても「もしかしたら治るかもしれないしあ、と2〜3日様子を見ようかな」と思いそのまま体の不調を放置してしまうことがしばしばありました。
でもこの本を読んで、痛みは身体のサインというフレーズに出会いもっと身体の声を聞かないと、とハッとしました。
HSPは身体の不調や痛みに敏感という性質がありますが、それを知っていたからこそ私は「他の人はこれくらいのことは気にしないで生活しているはず。私がHSPだから気になるのだ」とその不調を押し殺していました。
学生の頃、友人に「旅行に行ったりしようと思っても体調が悪くなってしまったらどうしようと考えてしまう」と話をした時に、友人が「それって自分を一番に 考えられている証拠だよ。私なんていつも無理してしまって体調崩してから気づくもん」と言われ、そうか体調を考えると言うことも1つの強みなのだと思いました。
HSPだから我慢する、ではなく本来他の人がスルーしてしまっている不調も見抜ける、自分のメンテナンスが初期に上手に出来る体質なのだと前向きに考えるようになりました。
ちなみに「病院に行った方がいいかな」「病院に行こうかな」はどちらも似たようなニュアンスですが、私は
- 「病院に行った方がいいかな」という迷い=2週間と期間を決めて様子を見る。
(その間に「病院に行こうかな」になったらスグに行く)
- 「病院に行こうかな」という迷い=病院に行く
と決めています。
病院だと違いが分かりにくいですが、「美容院に行こうかな」「美容院に行った方がいいかな」だと結構違いがあるの、わかりますか?
HSPの割合から生活を組み立てる
日々の生活でやるべき事はどんどん出てくるので、自分の心身の健康を最優先にスケジュールを調整しています。主たる部分は安定化させ、たまに好奇心が喜ぶようなことをする
私がこの本の中で1番参考になったのは自分のHSPとHSSの割合から生活を組み立てると言う発想でした。
私はHSPでありながら好奇心旺盛で活発的なHSSと言う資質も持ち合わせています。HSSが優位に立っている時には無茶をしてしまい、後でどっと疲れると言う失敗をこれまでに何度も経験しています。
そこでこの本の中にあるHSPとHSSの割合を考えてその割合で生活を組み立てると言うことをしてみることにしました。
私のHSPの割合とHSSの割合はおおよそ4:6位。HSS優位だと自負しています。これに沿って生活の予定を立てるようにしました。
具体的には、週にストレスフルな予定(おでかけ、長距離運転)は2日以内、刺激の少ないちょっとした予定(買い物、図書館へ行く、など)は2日以内、残りの3日は家で休養、としています。
このように生活を組み立ててからは、毎日何かに理由をつけて外出していたことが分かり、自ら疲れていたんだなと反省するようになりました。特に小さな子どもとのお出かけは無意識に気を遣ったりして疲れてしまうので、その意味でも外出しない日が増えたことで心が休まる時間が増えたように思います。
まとめ
子どもがいるとついつい自分の事は後回しになってしまいますが、自分のことを後回しにしてしまい心の調子を崩したり、体調を崩すと家庭は一気に崩壊してしまいます。
そのようなことを防ぐために、今一度「私はHSPの気質を持っているんだ」と言うことを改めて認識し、その上でどうしたら楽に生活が送れるのか今一度考えてみたいと思います。